【自由が丘ライター提供】
自由が丘の鎮守として、東京都目黒区自由が丘の街に佇む熊野神社(くまのじんじゃ)。
自由が丘駅正面口から徒歩五分で駅近で好アクセスながらも、緑に囲まれた閑静な場所にある由緒ある神社です。
今年は九月六日(土)九月七日(日)に伝統的なお祭りが開催されたので、参加してきました!!一年に一回の、熊野神社の例大祭☆その様子をレポートしたいと思います!!
自由が丘駅正面口から徒歩5分。熊野神社は、自由が丘の街の中でも、おしゃれなエリアに佇んでいます。
自由が丘駅から行き方もわかりやすく、道中にはおしゃれでかわいい服飾雑貨店や、おいしいレストランやカフェもたくさんあるので、ショッピングもグルメも楽しめちゃいます♪
それでは自由が丘駅から沢山のお店がひしめくおしゃれエリアを通りながら、行ってみましょう♪
自由が丘駅正面口を右方向に出ます。
そのままバスロータリーを左手に直進します(自由が丘デパート方向、線路沿いの「女神通り」にはいきません)。右側は再開発工事中となります。
和菓子の名店「蜂の屋」さんの手前を右折します。
すずかけ通りとぶつかる一つ目の交差点、サンセットアレイとぶつかる二つ目の交差点を越え、そのまま直進します。
3つ目の交差点を右折してヒルサイド通りに出ます。
しばらく真っすぐ進むと到着です。
【例大祭】
●場所:
令和七年熊野神社にて
●日時:
九月六日(土)九月七日(日)
●御奉納受付:
受付場所・栗山久次郎翁銅像前
※どなたでも御奉納頂けます
※御奉納頂いた方は大祭期間中御芳名を奉納版に掲示
六日(土)七日(日)午前九時頃より午後五時頃まで
●大祭式(本殿):
七日(日)午前十一時斎行
●神幸祭:
大祭式の後七日(日)午後一時より渡御(連合渡御神輿)商店街を御神輿渡御※稚児行列あり
●目黒囃子(神楽殿):
六日(土)午前十時~午後四時頃
●奉納太神楽(神楽殿):
六日(土)午後六時~午後八時頃
●太鼓・演奏(神楽殿):
七日(日)午後二時半~午後三時頃
●屋台:
六日(土)七日(日)両日午前十時頃~午後九時半頃まで
※やむを得ず変更の際はご容赦頂きますよう宜しくお願い申し上げます
【熊野神社社務所】
東京都目黒区自由が丘の地に佇む熊野神社(くまのじんじゃ)さん。他の熊野神社と区別するため、自由が丘熊野神社(じゆうがおかくまのじんじゃ)等とも称されます。自由が丘熊野神社とは、どのような神社なのでしょうか。
自由が丘/熊野神社の創設の年月は明らかではなく、現在の目黒地域からも那智熊野参詣(熊野信仰の重要な巡礼であり、熊野那智山を訪れるための道)の記録があるので、鎌倉時代以前につくられたのではないかということです。
かつての自由が丘は、農村地域として発展した江戸時代の目黒六か村の一つ、武蔵国荏原郡衾村(ふすまむら)の谷畑(やばた)という地域でした。その名の通り谷と畑ばかりのとてものどかな農村で、小さな集落であったと言います。
熊野詣(熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を参詣すること)が盛んであった平安時代中期以降、衾村谷畑地域の村民(当地の名主と思われる)が、講(宗教行事を行なう集団)を作って熊野詣をした際に、「熊野本宮大社」の御分霊を勧請した事が、創建の由来だと考えられています。それ以後、そうした谷畑の鎮守として、村民によって熊野権現が祀られていったそうです。
「熊野」は、和歌山県南部~三重県南部の地域を指し、和歌山県南部にある熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を中心とする神仏習合の信仰で、自然崇拝と仏教が融合した霊的伝統です。
平安時代末期から鎌倉・室町時代にかけて特に流行し、平安時代の末には「浄土への入り口」として貴族から庶民まで広く参詣しました。
熊野は「現世の浄土」とされ、浄土へお参りし、帰ってくるということは、死と再生を意味します。参詣することで、死と再生、心身の浄化、救済を願う思想が根底にあります。そのため熊野三山は「よみがえりの聖地」として、今なお多くの人々の信仰を集めています。
※参考文献
ウィキペディア
御朱印・参拝記録・神社情報・考察ブログ
熊野本宮大社公式サイト
参道の右手には、栗山久次郎(くりやまきゅうじろう)の銅像があります。1853年5月生まれの栗山久次郎、日本の篤農家、政治家、地主でした。
自由が丘学園の創立者手塚岸衛の意見に賛同して自分の土地を貸し、町名もそれまでの「衾村の谷畑」と呼ばれた農村を、「自由が丘」に改名することを決断し、自由が丘を発展させ、自由が丘の基礎を作ったという、自由が丘一帯の街づくりに尽力した地域の立役者です。
自由が丘の街をのどかな農村からおしゃれなタウンに発展させた方だったのですね!!
すでに駅から熊野神社に向かうまでの道は大賑わい。お店によっては出店でドリンクやかき氷など、お祭りらしい飲食物が売られていたり、セールが開催されていたりします。
それでは鳥居をくぐりまずは神社に参拝に向かいます。入口近くにはお神輿が安置されています。
今日はお祭り初日の土曜日の午後、すでに入口すぐの参道から屋台がひしめきあっています。
やっぱりお祭りと言えば屋台ですよね。子供たちが喜ぶ、射的やくじ引き、きんぎょすくい、宝石すくいなどのゲーム系、かき氷やわたあめやチョコバナナ、りんご飴などのスイーツ系…かわいくてたのしい屋台がたくさん並びます。
そして大人もちゃんとおいしくいただけそうなお食事系屋台も!広島焼、じゃがバター、やきとり、たこ焼き、やきそば…など、どれもお祭りならではで、おいしそう♪フード系も充実です!!
屋台がずらりと並ぶ参道通り抜け、石段を上ると、手水舎(神社や寺院に設置されている、参拝者が身を清めるための場所)があります。
筧(かけひ)の先に可愛らしい八咫烏(やたがらす)がいます。八咫烏(やたがらす)とは、熊野三山の神々に仕える、導きの象徴とされる三本足のカラスの神使です。
熊野信仰において重要な存在であり、崇敬されています。軽く手を清め、いよいよ拝殿に向かいます。
参道の正面に拝殿があります。参拝客で列ができていたので並びます。数分並んで無事お参りすることができました。
拝殿の右手には、境内社があります。こちらも参拝します。本殿より小さいながらも、社殿には彫刻があったり、厳かで立派な雰囲気です。
※境内社とは、神社の境内にある神社の管理下の管轄下の小さなお社(やしろ)で、主祭神とは別の神様(関係の深い神様や、土地にゆかりのある神様)を祀っている社のこと。
境内左手には神楽殿で「目黒ばやし」が奉納されていました。どこか品のある、やわらかい心地よい音で心が和みます!お祭りをより一層盛り上げています。
目黒ばやしとは、江戸時代文化・文政期(1804年から1830年)頃に始まった祭礼ばやしで、目黒を中心とした地域に特有の民俗芸能です。
演奏は、小太鼓、大太鼓、篠笛、鉦の5名で構成され、鎌倉、破矢、昇殿などの曲目が伝えられています。現在、目黒区では3つの保存団体が認定され、熊野神社や碑文谷八幡宮などの祭礼で演奏されているそうです。
※目黒区役所公式サイトより
横には立派な大木がある社務所、御祈祷受付、お守り、おみくじなどがあります。
子ども神輿・山車の参加者も募集され、自由が丘の街を練り歩いていました。
元気でかわいいおこさまたちがワッショイワッショイ、見守る大人や保護者の方々、見物客で大賑わいです!!
熊野神社は、自由が丘の街の中でも中心部に近く、おしゃれなエリアに位置しています。
周囲にはおしゃれでかわいい雑貨屋さんやお洋服屋さん、おいしいカフェやレストラン、スイーツ店などがたくさん並びますので、おススメのお店をご紹介いたします♪
熊野神社からヒルサイド通り沿いに線路側のほうに少し行くと、和菓子専門店「黒船」があります。
「黒船」とは、「真」の味を「真」の心で。」をコンセプトに、素材が本来持つ力と自社で培わられた技術で作られたお菓子を販売しているお店です。
お菓子の原材料の、卵、水、砂糖、牛乳、水あめは産地などにもこだわり、カステラを中心に展開するお菓子が一つ一つ丁寧に作られています。
自由が丘本店では併設された工房で作られたお菓子が販売されていて、二階の「cafeCOCOOCEN」ではそのお菓子を美味しいお茶とコーヒーとともにいただくことができます。
おすすめは、「PONTA RASQ/ポンタラスキュ」というラスクです。“PONTA”とはポルトガル語で“端”という意味だそうで、カステラの端をじっくりと焼き上げたラスク♪
優しい甘さでサクサクと食べやすく、お日持ちも製造日を含む50日と長めなので、ちょっとしたプレゼントや手土産にも最適です。ぜひお試しください。
駅から熊野神社までのカトレア通りには、おしゃれな服飾雑貨店やおいしいスイーツ店やカフェが並びます。
テレビでも紹介された大人気の老舗洋菓子店「自由が丘/モンブラン」には、生菓子のケーキだけでなく、マドレーヌやリーフパイ、レーズンサンドなどたくさんの種類の焼き菓子もあるんです!
イートインも可能で、ソフトクリームも濃厚でありながらさっぱりしていて美味しいですよ。
おすすめは「ティーコンフェクト」です。たっぷりのフレッシュバター使用し、独自の製法でじっくり焼き上げたしっとりクッキーです。
「モンブランの隠れ定番」とも言われる人気商品で、見た目も宝石のように華やかで、ソフトな食感でしっとしたボリュームのある美味しいクッキー♪
ご自分のおやつタイムに、ギフトにいかがでしょうか。
その老舗洋菓子店「自由が丘/モンブラン」の斜め向かい側には「アルファベータコーヒークラブ/自由ヶ丘コンコード店」があります。
素材選びから焙煎まで徹底してこだわったおいしいコーヒーと共に、スイーツやちょっとしたお食事がいただけます。
今、大人気で話題の、アサイーボウルもあるんです♪モーニングやランチ、お茶に最適☆気持ちの良いオープンテラス席もあるのでぜひご利用ください。
訪れた9/6(土)の午後は、雲一つない快晴☆初日で、暑さにも関わらず、自由が丘の街も熊野神社も、多くの人々で賑わってました。
近年、コロナ渦でお祭りも縮小傾向にありましたが、そんなことも嘘のように、沢山の屋台が並び、多くの来場者で、お祭りは活気にあふれ、お祭りの醍醐味を存分に感じ、楽しむことができました。
また、熊野神社は、緑や大木に囲まれた自然豊かな境内となっており、間違いなく都会のオアシス、パワースポット、スピリチュアルスポットです。
境内の、立派な手水舎、美しい神楽殿や稲荷神社、朱色で鮮やかで荘厳な拝殿を見ているだけで、自由が丘の伝統や歴史を感じ、心が洗われるようでした。
来年の活気のある楽しいお祭りも楽しみですが、普段の静かな荘厳な雰囲気の熊野神社にも、ぜひ参詣してみたいと思うのでした。
自由が丘でショッピングやグルメを満喫するとともに、ぜひ熊野神社にも足を運ばれてみてください。おすすめいたします!!
場所 | 自由が丘・緑が丘/熊野神社 |
住所 | 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-24-12 |
TEL | 03-3717-7720 |
FAX | 03-3717-7928 |
開所時間 | 平日9時半より16時 土日祝日9時半より17時 |
閉所日 | 月曜日(但し一日24節気祝日は開所して翌日閉所) |